そろそろ世界が色づいて見えてきてもおかしくない。そろそろ幸せに過ごせてもいい。
そんなことを最近なんとなく考えたりしていた。
ああだめだなあ日記を書いている時は大抵しくしく泣いている。
先の見えないトンネルを永遠と歩いているような感覚がずっとしていて、いつになったら明るくなる日がくるのかなと思ってた。長いし暗いし感覚はないし眠れないしごはんも美味しくないし鏡に映った自分は今まで見てきた自分や写真の中で笑う自分と全然違う顔をしていて、ふらっと死んでしまいそうで、可愛くないし
いつか明るくなるよ大丈夫だよと時々すれ違う人たちに励まされてたまに一緒になって歩いてくれたりして一生懸命生きることだけにしがみついてきた
見えた出口は今までと違う色をしていたんだなって気がついた
もうあの頃のようには過ごせないんだろう
頭の中で言いたいことがあっても出てこないし、上手く引き出しを探せなくなってしまったし、感性も少し変わってしまった
前よりもっと泣き虫になってしまった。少し人前で泣くようになってしまった
悪いことのように書いているけどこれは病気に対して被害者面をしたいだけであってなにもそうなってしまったことを落ち込んでいるわけじゃない むしろ私の本心ではこうなってよかったと思ってるんだよ
23になる私に求められるものを無視し始め、無理な気遣いをやめ、人に頼り、様々なところで不器用であることを認め、心の中までに留めていたぐちゃぐちゃした思いをインターネット外で意識して吐き出すことは、自分が思っていたより難しいことではなかった
あの日、やればいいんだよとじっと目をみて教えてもらえたことが嬉しかったんだと思う
少しずつ自分の足で踏ん張ることができるようになってきたら周りにいる人も変化し始めた
これは紛れもなく私が自分で手に入れたものなんだなあと真っ暗な道の中コンビニの電気を頼りに、後ろに人がいないか確認してからるんるんくるくるしながら跳ねて帰ってきた
自分で手に入れたものがいちばん強い、いちばん自信だ