反省と後悔

振り返り

子猫を1匹お迎えしました

 

明らかに人生の転機を迎えていたなあと思った話です。子供の頃から27歳への憧れが漠然とあって、なんで27歳なんだろう?って自分でも不思議だったけど、27歳でずっと長年欲しかったものが大体手に入っちゃった。

 

 

春頃、高校生の頃から夢だった「大きいバイクに乗ること」を叶えようと思いました、全てはここからなんですよね。

 

きっかけは、ずっとバイクを反対していた父が、50代で!普通二輪免許の教習に通っていると聞いたこと

 

弟は既に通学を理由に両親を説得して免許を持っていて、母には内緒で通い始めたということを弟から聞いた。筒抜けじゃん。

 

お前は女だからダメ、みたいに結局反対されていたんだけど、父が取るなら私が取っちゃダメな理由はない。妹と母には最後まで反対されたけど、母には「天国から謝って」とかなんだかんだ言われて終わった。笑

 

妹には未だに良い顔されない。危ないからって。

そりゃそう。

 

 

原付で5分もかからないところに教習所があることや、彼氏が大型免許持ちで背中を押してくれたこともあって早速乗りたいバイクを彼氏と見に行った日、すぐに250ccのあるバイクに一目惚れ。写真を見てから、店員さんと彼氏の声が聞こえなくなったことをよく覚えてる。

 

現物はないから、エンジン音だけでも、と店員さんが色違いのバイクのエンジンをかけてくれて。

 

ドッドッドッド

と、大きなエンジン音。それ以外何も聞こえなくて、すごくドキドキした。

 

ちょっとアクセル回したら、よりドキドキして、もうこのバイクにするってすぐ決めました。

 

今まで男の人に一目惚れだのトキメキだの言ってきたけど、この時に感じたものが本来のそれだと心から思います。

 

そこからはもう早かった。

教習所にすぐお金払いに行って、普通に働きながら2ヶ月くらいで免許取得。免許センターに免許もらいに行ってその足で納車。(納車3秒でバイク倒してぶっ壊したのはまた別の話。)

 

問題なのは、バイクを置く場所がなかったこと。

 

ひとまず彼の実家に置かせてもらっていたけど、その時住んでいた家では既に駐輪場を2つ契約していて、契約上それ以上は無理だった。

 

このくらいのタイミングで、妹から「子猫2匹いる、だれか飼わない?」と家族ラインに連絡がきた。

 

ダメ元で大家さんにバイクのことと、猫のことを聞いてみたけど当然契約上通り無理。

 

そんな状況の中で、築浅の猫可物件、駐車場を無料で好きに使って良いという条件で話がくる。

 

部屋は2人で住むにはちょっと狭かったけど、海と山が近くにあって…なんだか夢みたいな話でしょう。

 

で、実際に引っ越すまでわずか2週間ほどだった。

 

 

通勤は往復数時間かかるけど、そんなのは別にあんまり気にならなかった。

駅までバイク通勤にするために駐輪場の順番待ちもしたんだけど、引っ越し日が決まる頃には空きが出てすぐ契約できた。

 

引っ越し当日は不用品を彼パパが全部処分してくれて、お夕飯は彼ママが作って、うちんちの鍋に入れて持ってきてくれた。

 

こんな幸せがあって良いのかなあって思った。

 

だって、海と山があって、近くに新鮮なお魚や、横浜ではあまり見かけなかった野菜や果物がたくさんあって、すごく安い八百屋さんがある。

 

自由な時間は少し減ったけど、生活の質はぐんと上がったし、体もなんだか元気な気がする。

 

 

半月くらいで生後間もない子猫が我が家の家族として加わった。

 

 

前置きが非常に長い。

 

本当に小さくて、こんな小さな猫触ったことなくて、物理的に壊しちゃいそうで怖くて、はやく大きくなってほしいと思った

 

私の知る猫はこんなではないというくらい、鈴の音のように可愛くよく鳴いて、べったり甘えてくる。

 

遊んでほしくて、遊びをねだってきてはカミカミしてきて、人間が横になったらすぐお腹に乗ってきてゴロゴロと喉を鳴らして寝る。

 

人間が大好きで、誰の後でもずっとついていく。

 

この前、初めて猫の前で泣いてたら、私が泣き止むまで膝の上にずっといて、わかるのかなあなんて思ったりして。

 

 

猫のことを考えると温かい気持ちになる。

 

毎日あのフワフワでモフモフの生き物の元に帰りたくて仕方がない。

そりゃそう。ずっと猫と暮らすのが夢だったけど、環境がそれを許さなかったし、なにより私の体調もずっと安定しなくてそれどころではなかった。

 

 

猫と暮らし初めてそろそろ2ヶ月が経つ。

毎日ムクムクと成長する猫。出来ることがどんどん増えていって愛おしい。

 

 

そういえば、最近誰かに愛されたいとか、常に枯渇した感じとかが消えたなあと思った。

 

猫にはいくら時間とお金がかかっても惜しくない。

健やかに過ごしてほしいし、同じお墓に入りたい。

 

誰かのことがここまで大事なのは初めてで、彼氏にすらこんな感情は抱いたことがない。まあ、当然なのかもしれない。

 

 

猫ちゃん、私に愛情を教えてくれてありがとうね。でもこれは、最後に言うセリフか。

 

健やかに、長生きしてね。

 

 

そんなこんなで、大きなバイクのある暮らし、猫との暮らし、田舎でのゆったりした暮らしを一気に手に入れてしまったのでした。

 

最近なんて、バイクでちょっと行ったところにビーチがあるから、行くか!ってノリで水着の上にパーカーだけ着て海向かって、彼氏と2人でキャッキャ楽しく泳いで、濡れたままバイク乗って帰り道にあるミニストップでアイス食べて帰ったりする休日を送っている。

 

なんだか青春っぽくて楽しいね。

学生の時、年上の男の人にしか興味がわかない上に友達もあまりいなかったから青春してこなくて、けど、今そんな感じで楽しい。